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高尿酸血症(痛風)

高尿酸血症(痛風)とは

高尿酸血症(痛風)のイメージ画像

血液中に含まれる尿酸の濃度のことを尿酸値と言います。尿酸値は、血液検査によって測定することができますが、その数値(血清尿酸値)が7.0mg/dLを超えていると高尿酸血症と診断されます。

そもそも尿酸というのは水に溶けにくい性質で、尿酸が血液中で必要以上に増える、いわゆる高尿酸血症の状態になると、針状結晶が特徴の尿酸塩として血中で存在するようになるわけですが、これが関節(とくに足の親指の付け根)に溜まってしまうと急激な強い痛みと炎症がみられるようになります。これを痛風と言います。

痛風に関しては、高尿酸血症と診断されたら、いつ発症してもおかしくありませんが、必ず発症するわけでもありません。ただ尿酸値の高い状態をそのままにすると痛風腎(痛風が原因の腎障害)、尿路結石、心疾患(心筋梗塞 等)などの病気を併発するリスクがありますので、痛風の症状が出なかったとしても速やかに尿酸値を下げるための治療を行うようにしてください。

なお血液中で尿酸が増える原因は、大きく3つあると言われています。ひとつは、尿酸排出低下型で、これは尿酸が排出されにくい状態にある場合を言います。原因としては、遺伝的要因、肥満、脱水、腎機能障害(腎不全)が挙げられます。もうひとつは、尿酸産生過剰型というタイプで、これは尿酸が必要以上に作られた状態です。原因としては、尿酸の元となるプリン体を多く含む食品の過剰摂取、激しい無酸素運動のし過ぎ、造血器疾患、先天的な代謝異常などがあります。3つ目は、上の2つともが原因で起きる混合型になります。ちなみに日本人の全高尿酸血症の患者様のうち、6割近くが尿酸排出低下型と言われています。

治療について

高尿酸血症の治療では、尿酸値を下げることが目的となりますが、まずは日頃の生活習慣の見直し(食事療法、運動療法)から始めます。食事面では、プリン体を多く含む食品(レバー、魚の干物、糖分を多く含む飲料水や食品 など)を避ける、尿酸値を上昇させるアルコール(とくにビール)は控えるなどしていきます。

また肥満は尿酸値を上げる原因となりますので、それを解消するための運動療法を行うことも大切です。運動内容に関しては1回30分程度の有酸素運動(軽いジョギング 等)でも効果は期待できますが、継続的に行うようにしてください。

なお生活習慣の改善だけでは尿酸値が下がらないという場合は、これらに併せて薬物療法も用います。使用されるのは、尿酸の排出を促すとされる尿酸排泄促進薬や、体内の尿酸の生成を抑制するとされる尿酸生成抑制薬で、これらを服用していきます。

痛風の患者様につきましては、痛風発作の症状(激痛や炎症)を抑える薬として、コルヒチンやNSAIDsなどが用いられます。ちなみに痛風発作が起きている間は、尿酸値を下げる薬は使用しません。痛みが治まってから使うようになります。

診療内容
内科 循環器内科 糖尿病内科
院 長
福江 光倫
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